2012年1月22日

『コペルニクス博士』ジョン・バンヴィル


第一章 軌道と光
ニコラス・コッペルニークの幼年時代から青年時代。兄アンドレアス。ポーランド、プロシア、イタリア。太陽中心の宇宙観に気付く。

第二章 芝居の先生
三〇代から五〇代にかけて。エルムラント。伯父。否応なく政治に関わっていく。チュートン騎士団。『小論』の発表。

第三章 宇宙の歌
この章だけは、他の章が三人称であるのとは違い、レーティクスの一人称で語られている。六〇代のニコラスの元を訪れたフォン・ラウヘン。『天球の回転について』の出版に至る経緯。

第四章 大いなる奇跡
最晩年。D.C.

もっと早くに読んでおきたかった本です。また、この小説の構造は実に興味深いです。



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