2012年1月22日

ヴォルテール『バビロンの王女・アマベッドの手紙』


『バビロンの王女』
バビロンの王女フォルモザント姫が、恋人のアマザンを追って、喋る不死鳥と共に世界中を旅する物語。確かジュリヤン・ソレルがこれを読んでいました。

『アマベッドの手紙』
書簡体小説。
インドに住むアマベッドと新妻のアダテと召使いのデラが、ヨーロッパからインドにやって来た教父に騙されてキリスト教に改宗したことにされ、そのまま船でローマへ連れて行かれることになる。その模様がインドに住む老大師シャスタシッドの元に手紙で逐一伝わってくる。
結末らしい結末はなく、未完成とも意図的な留保とも受け取れる結び方がなされています。



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